大方の人が潜在意識を活用できない、イメージトレーニングをしても願望を叶えられない原因は?
主要な原因は、三つあります。
第一の原因は、『発達心理学上の問題です。』そして、第二の原因は、それと関連し『一般に、潜在意識に願望を入力することが困難である。』ことです
1998年のことですが、わたしは、いつものように本屋さんをぶらぶらし、解決方法を捜し求めていたのです。
その時、その運命的な本にであったのです。この本により全てのことが分かるようになったのです。解決方法が。
私は能力開発面での知識・実践的な経験は十分にあったのですが、願望そのものは叶わなかったのです。そして、予期しないことに、求めたものではないヒーリング能力なるものは発現していたのです。チャクラなるものが活性化し、背骨の熱感・頭痛などを生じていたのです。
問題解決に、私に足りなかったのは、心理学的な側面からのアプローチだったのです。
既存の能力開発・活性法は、心理学的側面からのアプローチが弱いのです。
生育歴というコンピューターでいえば、ソフトにあたる部分に対する理解が浅いのです。人それぞれソフトが違うのです。私達は異なる親から異なる価値観をうけつぎ、異なる体験をしていきます。そして、自分にたいする信念体系を形成していきます。
健全な親・周囲の愛情あふれた人間による肯定的なメッセージだけならよいのですが、いやおうなしに大方の人間は否定的なメッセージを受け入れていきます。
そして、否定的なセルフイメージを形成していくのです。
これが、発達心理学上の問題です。
それじゃ、このセルフイメージを変えればいいではないか!
これが、いままでの能力開発法の骨格です。確かに、観念だけなら問題はないのです。容易に覚醒自己暗示、催眠等で変革出来るでしょう。
ところが、人間の行動プログラムを動かしているのは、燃料にあたる感情・情動とプログラムにあたる観念なのです。
「それじゃ、感情を変えればいいの?いつもワクワクすれば。プラスのイメージを描いて?」とあなたは質問するでしょ。このようなことをしても70%の方は絶対に願望が叶うようになりません。
真の問題は、燃料になるプラスの感情が足りないのではなく、潜在意識に観念よりも強力な情動エネルギーが閉じ込められていて開放されていないことなのです。
このエネルギーが願望達成を妨げる張本人なのです。エネルギーがないのではなく、ありすぎるのです。この過剰のエネルギーを開放させるため潜在意識は既存の信念体系にもとづく行動を通してエネルギーを開放するという自然な行動をとるのです。
つまり、失敗行動です。
具体的にはどういうことかというと、パンパンに空気で詰まった状態の風船に更に空気を入れようとしているようなものなのです。破裂寸前になっているのです。だから、無意識はそれを避けるために空気に対応するエネルギーを開放しようとするのです。このとき、開放しやすい方法を使うのです。これが、今まで持っている否定的なセルフイメージであれば、結果は破壊的な結果となるのです。
プラスの感情をもてば願望が叶うと教えられたあなた、叶いましたか?ますます願望が叶わなくなったのではありませんか?考えてみてください!自分のぜひ叶えたい願望が叶ったとしたら結果としてプラスの感情がわくでしょう!
明らかに、感情は適切な願望設定をすれば生じるものであり、願望を叶えるための条件ではないことが理解できるでしょう。感情がわかないとすれば、それは自分の真の願望ではないか、あるいはイメージの設定がまずいだけなのです。
私達は、通常どのように感情を処理したらいいのかということを体系的に教えられていません。
教育として、あるいは、両親からそのようなことを体系的に教わりましたか?
女性なら怒りを表現してはいけない、男性なら涙を流してはいけないetcなどの誤った情報なのです。重要なのは、いかに表現するのかということだけなのです。感情については、これにつきます。
●たとえば、会社で上司に不当な事された場合、あなたはどうしますか?
多くの場合、その場を切り抜けるために、自分の怒りといった感情を我慢するでしょう。(抑圧)
これをくりかえすと、どんどん感情というエネルギーが肉体レベル、エネルギー体レベルに蓄積していくのです。(未処理の情動エネルギー)
これが願望を達成させるのを妨げる原因である意識と潜在意識とのかい離を生じさせるのです。
そして、未処理の情動エネルギーがあるまま、プラスの感情を想起するなどということをすると意識と潜在意識との分裂状態(かい離)をますます加速するだけで、全く行動出来なくなります。これぐらい潜在意識を使った願望達成法には、危険性もあるのです。
潜在意識を活用しても、ほとんどの人の願望が叶わない原因はプラスの感情が足りないのではなく過剰のエネルギーが潜在意識に蓄積されていることである。これを開放すれば、潜在意識にイメージ情報を伝達できるのです。
第三の原因は、モチベーションの競合状態という問題です。
これは、『願望を叶えたいという思い』と『願望を叶えたくない(叶わないかもしれない)』という思いとが同時に存在し、心の中でぶつかりあっている状態です。
この心理的な状態があるために、願望を叶えるという行動を起こすことができないのです。
この問題を解決するためには、通常、浄化法という手法を使います。
これにより、容易に願望が叶うようになります。