願望達成法の実践

願望達成法の実践(このパートは、初心者には難しいです。)

はじめに

理論的な側面を加えながら、潜在意識活用の実践的な願望達成法をご紹介します。学者や実践したことのない人々の机上の空論ではなく、私自身の体験を交えた実践方法と願望達成のためのコツをお話します。

潜在意識を自在に活用できるようにするために、通常は、準備段階としてヒーリングエネルギー、心理学的アプローチ、動的アプローチを通じて未処理の情動エネルギーを開放し、エネルギー通路を正常化するという過程をとります。この過程を取ることにより大方の人が潜在意識を活用しても願望を叶えられない主な原因を取り除くことが出来るようになり、願望がスムーズに叶うようになります。

※準備段階の説明は、一般の方には難しいかもしれません。わからなくても、問題ありません。リラクゼーションから読まれることをお勧めします。

0、準備段階

仙道でいうところの気の通路である任脈・督脈、ヨガの各チャクラ、エネルギー体であるエーテル・アストラル体、これらをヒーリングエネルギーによりヒーリングすることにより肉体・エーテル体・アストラル体に残留していたエネルギーが開放され、エネルギーの流れが正常化します。これは心理学的な手法でも同様であり、違いはどの次元まで影響を与えるかということのみなのです。

つまり、心理学的な手法は、肉体レベルでのエネルギーの流れを正常化するのが主な役割なのです。(他にも、肉体次元でのエネルギーの流れを正常化する手法は当然存在しています。)

しかしながら、エネルギー体をヒーリングする、あるいは、エネルギー体の問題を解決できるのは、気以上のエネルギーを操作できる手法のみなのです。

実践方法: 佐藤の場合→ヒーリングエネルギーの活用

基本的なエネルギーとして

  1. 顕在意識と潜在意識との統合度を高めるエネルギー
  2. 男性性と女性性、光と影を統合させるエネルギー
  3. エーテル体、アストラル体をヒーリングするエネルギー

を活用します。

これにより、エネルギー体がヒーリングされ、願望に対するモチベーションの競合状態が改善され、イメージ情報がストレートに潜在意識に入力されるようになります。さらに、願望に対する競合状態は、各種の手法を活用し、臨機応変に対応し改善させます。

このように、準備段階において、顕在意識と潜在意識との間の障壁を薄く(低く)しておくことは、非常に重要です。この問題を解決しないまま、イメージを描く、リラクゼーションを実行することが、願望が叶わない主要が原因となっているのです。

1、リラクゼーション

準備段階をクリアすることで主な阻害要因がなくなるので、次のステップに移行出来るようになります。潜在意識にコンタクトし自分の願望を入力するためには特殊な意識状態をつくらなくてはなりません。そのための方法として自律訓練法からご紹介するのがいいでしょう。実践方法とそのコツをお話します。

自律訓練法は背景公式と六つの公式からなるものですが、経験的には、第二公式までマスターできれば、十分な効果をえることができます。

背景公式  『気持ちが落ち着いている』

第一公式  『両腕、両脚が重たい。』

第二公式  『両腕、両脚が温かい。』

自律訓練法のなかには、受動的注意集中なるものがありますが、多くの方がここでつまずきます。

根本的に、リラクゼーションを誤解しているからなのです。リラクゼーションは意志の力を使ってするものではないのです。言葉で誘導してやれば、容易に身体は反応するようにできているのです。

つまり、軽く言葉をとなえ、各部分に意識をさりげなく向けさえすればよいのです。

とにかく、『リラックスしようとしないことが、コツなのです。』

背景公式をつかいながら、第一公式、第二公式まで進めていきます。けっして、重感がないまま先に進めるようなことをしないことです。

リラクゼーションを甘く見ると必ず失敗します。それほど、リラクゼーションは潜在意識を活用できるために重要な事項にもかかわらず、多くの方は、すぐにイメージを描こうとするのです。潜在意識に自由にコンタクトできないまま、いくらプラスのイメージを描いても願望が叶うことはありません。

第二公式までマスターできた段階で、条件付けをおこないます。できれば多くの感覚をつかって条件付けをするのが賢明でしょう。佐藤の場合は、三密加持の技法を応用して即座に潜在意識にコンタクトできるようにしています。

条件付けができれば、任意に願望を達成するためのプログラムを大脳、潜在意識につくること出来るようになります。そして、必要なときには、いつでも、自由自在に潜在意識の力を活用できるようになります。

これが、条件付けをする理由であり、メリットなのです。

注意 当方では、潜在意識にアクセスするために、ヒーリングCDがあるために、リラクゼーションの訓練は、ほとんど必要ありません。上記のリラクゼーションの説明は、一般的な説明です。

 

2、願望の設定

『デザイナーになる』という願望を例として説明をしていきます。
願望の設定を適切にすると、きわめて高い確率で願望が叶うようになります。
とても願望の設定は、重要です。

まず、ブライアン・トレーシーのSMARTの原則というものと、私が体験的に開発した願望達成法のチェックリストを活用して、願望の設定をしましょう。

SMARTの原則というのは、Specific(具体的)、Measurable(計測可能)、Agreed upon(同意している)、Realistic(現実的)、Timely(明確な期日)という目標設定に不可欠な五つの要素の頭文字を取ったものです。

*『デザイナーになる。』

このままでは、潜在意識は理解が出来ませんから、これを具体的でかつ、魅力的なイメージに変形させます。潜在意識を魅了させれば、させるほど潜在意識は力を発揮してくれます。

最終結果のイメージと波及効果(願望が叶うことによりどのような利益があるのかということ。)のイメージを決定します。この両者のイメージ設定は重要です。

SMARTの原則を満足させるように、具体的な願望達成の場面を設定します。そして、願望達成法のチェックリストでチェックすることにします。

SMARTの原則の『同意している』は、願望達成法のチェックリストの『それは、真の願望か?』に対応していますが、願望達成法のチェックリストの方が、厳しい条件になっています。つまり、潜在意識のレベルでの欲求になっています。自分が同意していても、必ずしも潜在意識が同意しているとはかぎりませんから。

潜在意識は、脳でいうと、大脳辺縁系という部分に対応しています。したがって、本能に関する『食欲』『性欲』『集団欲』の欲求と、それから派生する欲求を満足させるような願望には、特に力を発揮するものです。

この点には、気をつけてください。

次に、重要なのが、願望達成法のチェックリストの『動機は正しいか?』です。これは、よくわからない方が多いかもしれませんが、願望を設定する場合に、現実から逃げるために、潜在意識を使う方が多いのです。

したがって、現実から逃げるためではなく、現実をよりよくしたい、より自分を高めたい(今の自分がだめだからではなく)という思いがとても重要です。この部分はわからないかたが、実際は多いでしょうが、とにかくそのうちに、解るようになるでしょう。

この動機が純粋になると、驚くほど願望が叶うようになります。ストレートに潜在意識に願望が入るようになるからでしょう。

次に、この願望を紙に書いてください。

『デザイナーになる。』と書きます。

そして、期限を設定します。

3、情報の収集

願望を達成するために必要な情報を集める必要があります。

今、仮に、あなたがデザイナーになるために、専門学校に在籍し勉強をしているとする。

この場合、複数の不足している情報が存在している。

まず、第一に、技術的に、一流のデザイナーになるために不足している技術があるだろー。それらをピックアップしなければいけない。これは、願望達成場面から逆算すればよい。したがって、願望達成場面は明確でなければいけない。

第二に、願望達成場面に関する情報が不足しているだろー。願望達成場面は未来の事だから不明の部分が複数ある。これらは、雑誌やそれらの情報をもっている人から聞くなどの手段を使いできるだけ多く集めるのがよい。

第三に、あなたがモデルとするデザイナーの決定とその情報の収集が必要である。モデルを決定することは願望達成を促進する。また、技術を習得するスピードを早める。

4、願望達成時までの時系列的な設定

大雑把で構わないから、時系列的に、願望達成時から逆算して主要な出来事を列記する。

これらを、長期、中期、短期目標として願望を達成していくのだ。

この時、あなたが尊敬する、モデルとするデザイナーの経歴を参考にするとよいだろー。

例えば、山本耀司氏をモデルとしよう。

山本氏の情報を調べる。

たとえば、

『東京新宿に生まれる。文化服装学院に入学する。在学中に装苑賞を受賞。80年代にパリコレクションで衝撃を与える。それまでになかった、黒い服、破れたふくなどの前衛的なデザインで革命を起す現在も最前線でコレクションを行い北野武の映画で衣装提供を行ったりもしています。 』

と情報を収集したとする。

この中から、主要な部分を参考として、自分の長期、中期、短期となる目標を設定する。

そして、これを結節点として最終的な願望を叶えていく。

5、願望達成場面を潜在意識に記憶させる

Input Methodを活用し潜在意識のレベルに入る。

その後、潜在意識に、デザイナーになるために必要十分な条件を言葉を活用し、指示を与える。

この指示は、もれなく与えなければいけない。

そして、長期目標である願望達成場面を潜在意識に記憶させる。
このとき、接近モチベーションを発揮させるために、願望達成時の波及効果をイメージするのがよいだろう。これをすることにより、願望達成に近づくほど、強力なモチベーションが発揮されるようになる。

このイメージを繰り返す。繰り返すことにより、潜在意識に願望達成場面が記憶される。
願望達成場面が記憶されれば、願望達成に関するあらゆる能力が開発されてくる

やる気が出てくる、集中できる、閃くとうい体験をする。

また、プログラムが出来るにつれて、自分自身がプラス思考に自動的になっていることに気づくだろう。

まず、長期目標を潜在意識に定着させることが必要である。

この操作を、同様に、中期目標、短期目標に対し行う。

注意

願望達成を阻害する記憶情報がある場合、クリアメソッドを活用しこの記憶の処理をする必要がある。また、信念の修正を行う必要がある場合がある。この部分に問題があるために、願望達成場面をイメージしても願望が叶わないという場合がある。